シドニーのイングリスで2歳のトレーニングセールが行われ、今年はマカオとシンガポールの競馬が廃止されたことも影響し、香港のバイヤーが大きな存在感を示しました。香港からのバイヤーは31頭を購入し、全体の総売上の33.6%を占める結果となりました。さらに、バイヤーはオーストラリア国内のみならず、マレーシアや中国からも参加し、国際色豊かなセリとなりました。今回のセールで注目を集めたのは、リトゥンタイクーン産駒の牝馬が100万ドルで取引され、セリの最高価格を記録したことです。ジャパノズ厩舎では日本人馬主様のフロステッド産駒の購入のお手伝いをしました。海外のバイヤーが狙わない馬だったのでリーズナブルな価格で購入できました。
中條調教師は次のようにコメントしています。
「今回のセリでは、香港で人気のある種牡馬、トロナド、ディープフィールド、エクシードアンドエクセル、リトゥンタイクーンなどが高額で取引されました。今後、ピンフッカーとして参加する際には、これらの人気種牡馬を意識することが重要だと感じています。一方で、オーストラリア国内で走らせる馬を購入する立場からすれば、手頃な価格の馬を見つけるチャンスでもあると感じました」