ニュージーランドのカラカセールに中條調教師が初めて参加しました。オーストラリアとニュージーランドのセールの違いについては、「オーストラリアのセリでは早い時期から馬をよく見せるためにパンプアップさせている印象がありますが、ニュージーランドの馬は良質な草を食べてより自然に成長を促していると感じました。また、血統面では中距離から長距離の適性を持つ馬が多いため、日本の馬のようにスラッとした馬体の馬がよく目につきました」と語っています。
セールの価格帯や気になった新種牡馬の産駒については、「シドニーのクラシックセールのように10万ドルの予算があれば良い馬を購入できます。今回のセールで特に注目を集めていたのは、父にスニッツェルを持つ新種牡馬スウォードオブステートの産駒で、筋肉や背中の柔らかさ、動きの良さが印象的でした」と述べました。
ニュージーランドからオーストラリアへの空輸のコストは関税も含めて6,000ドルほどです。「夏でも北海道のように涼しい気候が心地よく感じられました。今回訪れたことで馬の情報を得られたのは大きな収穫です。さらに、セールの傾向や輸送に関するノウハウを学ぶことができました」と振り返りました。
ジャパノズ厩舎では、引き続き馬主様のためにニュージーランドのセールのサポートを提供していく予定です。