2月半ば、ジャパノズ厩舎から4頭の馬をクイーンズランド州のディーガン調教場で行われたバリアトライアルに出走しました。ディーガンは、オーストラリアでは珍しいトレーニング専用の施設で、現在はクイーンズランド州競馬のヘッドオフィスが置かれています。かつては日本人向けの競馬学校があったほか、競馬場としてレースが行われていた歴史もあります。
ディーガンでバリアトライアルを行う大きなメリットは、1200メートルの距離設定があること、そしてクラス分けが細かくされていることです。これにより、若い馬たちは同じレベルの馬と集団で走る機会を得られ、競馬に近い実戦経験を積むことができます。さらに、ブリスベン地域の実力馬たちが多く集まるため、レベルの高い併せ馬ができる点も大きな利点です。
バラナ競馬場から200km離れた場所ではありますが、今回のバリアトライアルの経験は若い馬たちにとって貴重な成長の機会となりました。