5月中旬、ジャパノズ厩舎で活躍してくれたバハムート(セン7・リアルインパクト)が、若くしてその生涯を終えました。

 彼は名門アローフィールド牧場で生まれ、1歳の頃にジャパノズ厩舎へ入厩。当厩舎としては日本のシャトルスタリオン産駒として初めて共有馬主の募集を行い、大きな期待を背負ってデビューしました。

 現役時代には5勝を挙げ、メトロポリタン地域での勝利を得ることができました。シドニーではJ.マクドナルド騎手とのコンビで2着に健闘したり、G2ラフハビットへの挑戦など、多くの輝かしい実績と共に、たくさんの思い出を私たちに与えてくれました。

 引退後は、共有馬主の一人であり、厩舎の経理を担当しているメルさんの牧場で第二の人生を歩み始めました。乗馬として再調教され、馬場馬術馬として“エクイミリオン”出場を目指して日々トレーニングを重ねていました。突然の別れに深い悲しみが残りますが、彼が残してくれた数々の記憶を胸に、これからもジャパノズ厩舎の馬たちと向き合っていきます。