スタニングフォースが引退となりました。この馬は2022年12月のレース後に屈腱炎を発症して、共有馬主の皆さんと協議して一度は引退が決まりました。しかし、共有の解散後も彼の可能性を応援したいというオーナー様のリクエストを受け、再度復帰へのプランが浮上しました。
屈腱炎は再発する可能性があるというリスクも踏まえ、休養期間を過ごした後は、厩舎で脚元を入念にケアしながら調教をこなしました。バリアトライアルを2回使うところまで進めることが出きて、特に6月18日に行われたトライアル後に騎乗したピーズリー騎手が、「レースに向けて仕上がっています。もう準備は整っていますね」とコメントしてくれた通り復帰に向けて着々とメニューを消化してくれていました。しかし、レースの最終調整の途中に歩様に乱れを見せ、獣医師の診断を受けたところ、屈腱炎の再発が確認されました。
元々の共有馬主様と解散後に改めてサポートしていただいた馬主様には、復帰が叶わず申し訳ない結果となったことは非常に残念です。幸いにも第二の馬生を送る場所が決まり、現在は怪我の回復のために療養中です。非常に人懐っこい性格の馬なのですでに新しい引き取り先の家族から溺愛されています。
ジャパノズ厩舎管理馬は引退後も幸せに余生が過ごせる事を第一優先としています。