ジャパノズ厩舎では、大レースの当該週や馬の歩様に少しでも気になる点がある場合にブラッドテストを実施しています。一例では、筋肉系統にダメージがあると、血液中の数値が上昇するため、馬によっては外見上はほとんど問題がないように見えても、実際に測定すると高い数値が出ることがあります。検査のタイミングは追い切りの日の午後や、翌日の朝に行います。

 そのような場合、予防策として飼料の変更や、短期間の放牧によるリフレッシュを行っています。中條調教師は、「馬を勝たせるための正解は一つではありませんが、常に健康な状態でレースに出走させることが調教師の役割だ」と話しています。