2025年4月6日・7日、オーストラリア・シドニーで、南半球最高峰の1歳馬セール「イングリス・イースターセール」が開催されました。本セールには、国内外から多くの馬主や調教師が集まり、オーストラリアを代表する種牡馬や名牝の産駒が多数上場されました。2024年のセールでは、歴史的名牝ウィンクスの牝馬が1000万豪ドル(約10億円)で落札され、大きな話題となりました。

 昨年に続き中條調教師は2度目の参加となりました。今回は、香港のオーナー様のために、種牡馬ホームアフェアーの産駒を競り落としました。ホームアフェアーは、今年1月にJRAの中内田調教師がゴールドコーストのセールで約300万豪ドルで落札したことでも話題となった注目の種牡馬です。 また、岡浩二オーナーのご依頼で、種牡馬ズースターの牝馬の購入のお手伝いをしました。この馬は日本で競走生活を送る予定で今後の活躍が期待されます。

 中條調教師は「イースターセールに上場される馬たちは、当歳時にイングリス社が牧場で査定を行い、選ばれた馬のみが出場権を得ることができます。そのため、質の高い馬が揃うことで知られています。日本でいうセレクトセールの位置付けで、実際に馬の血統や馬体などは一流の馬たちが集まっています。今回購入していただいた馬が競馬で活躍してくれることが楽しみです」と話しています。