8月10日のカッシーノ競馬場でジャパノズ厩舎から4頭を出走させました。この競馬場は、バラナ競馬場から車で約1時間15分内陸に位置し、牛の飼育が盛んな地域です。5月の「ビーフウィークカップ」に次ぐ重要なレースの「カッシーノカップ」が行われ、当日はたくさんのお客さんで賑わいました。
カッシーノ競馬場は、カントリーの競馬場としては珍しく、直線が400メートル以上あり、最後には中山競馬場を思わせる坂があります。そのため、差しや追い込みが決まりやすい競馬場とされています。外枠を引いて内に潜り込めないと道中でスタミナが消耗し、特に最後の坂で苦しくなります。
今回、一般戦でレースした4頭はすべて外枠を引いてしまい、厳しい条件ということを考慮した上で作戦を立てました。ヘイデンズリクエスト(セン5・アメリカンファラオ)とボーイラブズトゥラン(セン5・ロート)は共に3着に入る健闘を見せました。内枠発走であれば勝てたのではないかと悔しい思いも残りますが、2頭ともよく頑張ってくれました。ケイティボールド(牝4・プライドオブドバイ)も5着に入り、粘り強い走りを見せました。ブーランジャー(セン5・モーリス)は見習い騎手を背に大外14番枠からのスタートとなり、内に入ることができず外を回らざるを得ない厳しい展開でした。得意の瞬発力を発揮できずに9着でゴールしました。
4頭とも全力で走ってくれ、次に期待の持てる内容だったのではと思います。当厩舎からは今回カップレースへの出走馬はいませんでした。共有馬主の皆さんには、大きな開催の日に予定を合わせて競馬場に来ていただくといつもと違った雰囲気の競馬を楽しんでもらえるでしょう。