ミスターミッドナイト(4セン・リトゥンバイ)が12月26日のベンチマーク50(バラナ競馬場・芝1015m・総賞金1.6万ドル)で優勝しました。好スタートからハナを切ると自分のペースで道中を運び直線では後続馬を振り切りました。本馬はシドニーの地区から移籍してきた馬で、転厩してから9戦目での勝利となりました。
益田騎手は「1番ゲートからすべてプラン通りに運べました。馬の状態はよいので、自分の展開に持ち込む競馬をすると、近いうちにまたチャンスがあるでしょう」、中條調教師は「ジャパノズ厩舎に移動した当初は内にササる癖がありました。そのせいで、転厩から何戦かは出走させても能力を発揮できない悔しいレースが続きました。馬場馬術を取り入れたフラットワークを取り入れたり、益田騎手が調教に跨って馬の癖を掴んでくれました。今日は口向きを矯正する道具の効果と、1番枠からフェンス沿いを走らせたことで馬の能力を最大限に発揮できました。また、良馬場を得意としているので、今日のバラナの馬場コンディションも条件として合ったようです。60.5kgの重いハンデを背負いながら、よく頑張ってくれました」と話しています。
同じ日に出走した、リスクフォーリワード(4牡・オールトゥーハート)は一番人気に押されましたが2着となりました。2~3番手の内で脚を溜めて、直線では勝ち馬に迫りましたが、捉えられませんでした。マクガーレン騎手は「道中は上手く運べましたが、800mでペースが一気に上がりました。促しにかかるとハミを外してそこからリズムがかみ合いませんでした。今日は展開が向かなかったです」、中條調教師は「勝ち馬は今日の馬場傾向を生かして、ペースをコントロールして長く脚を使いました。最後はよく追い込んでくれましたが差し切れませんでした。人気になりましたが結果を出せなく申し訳ありませんでした。」と話しています。