大会4日目に行われた馬術団体競技において、馬術日本団体が見事に銅メダルを獲得しました。そのメンバーの一人である大岩義明選手は、かつて中條調教師がヨーロッパで馬術の修行をしていた際に大変お世話になった方です。

 「尊敬する大岩さんがオリンピックでメダルを取った瞬間には鳥肌が立ちました。彼は25年近くヨーロッパをベースに競技生活を続けており、その姿勢に学ぶことが多いです。研修中に大岩さんから教わった『勝負は一回きりだよ』という言葉は特に心に残っています。シビアな競争の中でチャンスは限られており、そのチャンスをいかに生かすかということは、競馬の世界でも大切な教えです。これからも彼から教わった馬術の知識と技術を競馬に生かしながら、調教に取り組んでいきます」と、中條調教師はその喜びと共に、過去の教えが蘇ったと語っています。

 大岩選手、オリンピックでのメダル獲得、本当におめでとうございました。